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以前は、むし歯の治療をするのが歯科医院の役割と考えられていましたが、最近では、「審美(しんび)歯科治療」という、歯の見た目をきれいにすることを目的とした歯科治療が行なわれるようになってきました。
審美歯科治療では、歯の形や色などを美しく整える治療をします。
テレビや雑誌などでも「審美歯科」という言葉を耳にしたり目にするようになりましたが、美容だけを目的として、短期間で歯を白くして、歯の形も歯並びもきれいになる、という認識しか持っていない方もいらっしゃいます。
審美歯科治療は、あくまでも「治療」です。
歯の「噛む」という機能が最優先です。
今がとりあえずきれいになればいい、という考え方ではなく、10年後も20年後も50年後も、きちんと噛める歯であることが一番大切なのです。
一時的な見た目の美しさだけを求めると、歯の機能を失わせるような治療を行なってしまわないとも限りません。(それはもはや、「治療」ではありません。)
審美歯科治療においても、歯の土台となる歯ぐきの健康が非常に大切ですし、むし歯にきれいな歯をかぶせただけでは、見た目はきれいになっても大きな問題が残されていることは分かっていただけると思います。
ですから当院では、単に歯を白くきれいにする治療ではなく、歯や歯ぐきを健康にして歯の機能を回復した上で、見た目も美しくして、心身ともに快適な生活を送っていただくことを、審美歯科治療の目的としています。
ジルコニア治療について
ジルコニアは、ご存知のように人工ダイヤとしても知られ並外れた強度を持つ素材です。
近年最先端の歯科材料として開発が進み、その需要は急速に伸びてきました。
なかでも当院で採用しているタイザン ピュア ジルコニアは厚生労働省の認可を受けたジルコニアで(220AKBZX00056000号)ジルコニアの純度が96%以上と、加工できる範囲の最高純度のものです。
初期の歯科でのジルコニア治療は歯との適合が今ひとつだったりもしましたが、イソスタティック法という全方向から均一に圧をかける方法で成型しているこのタイザン ピュア ジルコニアは歯科で求められる精密度を確実にクリアしています。
私がこのジルコニアを選ぶ最大の理由はやはり、歯を大量に削らなくても十分な強度を持ち、審美的にも満足できるジルコニア修復が可能だからです。
私の治療のベースにはMI(最小の侵襲)という概念があるので、クラウンやブリッジのように従来多くの歯質を削らなければ難しかった治療が、最小限の削る量で可能になったことは大変すばらしく、患者様の大切な歯を守っていく上でこのジルコニアはとても大きな役割を担ってくれています。
またジルコニアは金属を一切使用しませんので、金属アレルギーの問題や、歯肉の黒ずみなどの問題解決にも効果的でしょう。
ジルコニアクラウン治療例

古い金属冠がかぶさっていて、根元には適合の悪いレジンが詰められていました。金属冠とレジンを除去して、虫歯になっていた部分を削り、適合の良いジルコニアクラウンを装着しました。
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