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キシリトールはキシリットとも呼ばれる成分で、語源はギリシャ語の「木」を意味する言葉です。その名の通り原料はシラカバやカシの木などです。植物の木質化した細胞膜にキシランという成分が含まれていますが、これを分解するとキシロースという糖が得られます。キシロースの分子構造を一部変化(還元)させて得られた糖アルコールが、キシリトールです。
日本では平成9年4月に厚生省より食品添加物として正式に指定されましたが、すでにヨーロッパ、アメリカなど38カ国以上で食品、医療用途で認可されています。それでは、キシリトールの特徴についてお話しましょう。
1.甘味について
甘味の強さは、常温ではショ糖の甘味度と同程度で、すっきりとした甘味を感じます。ショ糖とは砂糖の成分で、グラニュー糖は99.9%ショ糖です。上白糖には転化糖という糖が加えてあるので、ショ糖は94%前後です。
2.冷涼感について
キシリトールには溶ける時に熱を奪う性質があります。その熱量は1gあたり36.6calになります。ですから、お口の中にはスーっとした冷涼感があるのです。
3.虫歯になりにくい性質について
非齲蝕原性があります。これは虫歯になりにくいという性質です。虫歯の原因である歯垢(プラーク)には細菌がたくさん含まれています。歯垢は、お口の中の細菌の塊のような物です。糖分は細菌の大好物なのです。お口の中に糖分があると細菌の働きで酸が作られ、お口の中のPhが低下します。その酸によって歯が溶かされて虫歯になるのです。しかし同じ糖でもキシリトールは細菌が栄養にできない糖なのです。いくらキシリトールを細菌が摂取しても細菌の栄養とならない為、細菌は繁殖できずに自滅していきます。これまでの多くの研究から、キシリトールには虫歯を予防する効果があるとされています。しかし、虫歯予防には正しく歯を磨く事が重要でしょう。
4.カロリーについて
ダイエット甘味料としての働きがあります。カロリーは砂糖と同じくらいですが、吸収カロリーは75%くらいとされています。ただし、キシリトールは吸収がゆっくりなので、いちどに大量に食べると下痢をすることがあります。その量は年齢や健康状態で異なります。とりすぎには注意しましょう。
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